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【テネット公開記念】クリストファーノーラン監督の映画作品を紹介!

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この記事を読むのにかかる時間: 9

いよいよ日本での公開が9月18日に迫った『TENET テネット』(2020)。この映画の監督はハリウッドの鬼才といわれる“クリストファー・ノーラン”監督です。

『TENET テネット』(2020)といえば、EXILE/三代目JSBの岩田剛典さんが大ファンであることはもちろん、GACKTさんがストーリーを理解できずに2回も映画館に足を運んだり、あのトム・クルーズがマスクを着けて視聴したなど、大ヒットを記録している最新作ですね。

2021年7月追記!『TENET テネット』は既にBlu-rayも発売されてます!詳しくはこちらから。

「“時間”を観る映画」。EXILE/三代目JSB・岩田剛典、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』を語る

GACKT、「TENET テネット」初回は理解できず 悔しくて2回鑑賞

トム・クルーズ、マスクを着け映画館へ 『TENET テネット』を鑑賞

今回は、そんな大ヒット中の『TENET テネット』(2020)の日本公開を記念しまして、クリストファー・ノーラン監督の人気過去作を一挙に振り返ってみたいとおもいます!

ちなみに、『TENET テネット』(2020)の公開を祝ってなのかわかりませんが、今回紹介する映画はほとんどがAmazonプライムとU-NEXTにて無料で見放題。

いつ見れなくなるかわかりませんので、まだ見ていない人、興味を持った人、見返したいと思っていた人は絶対に見ておきましょうね!!

2021年7月追記!現在も無料で見放題です!!

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目次

『インターステラー』(2014)

地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか? Rating G (C) 2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.

重力と時間がカギとなる、時空を超えた親子の愛の物語。

圧倒的な映像美と壮大なスケールで描く、今世紀最高のSF映画です。

一般相対性理論の偉大な専門家、キップ・ソーン観衆の元練られた宇宙探査のストーリーは、宇宙に憧れるすべての人にとって感慨深い映画でした。

しかも、それは単なる設定であり、映画の主題は親子の愛が起こす壮大な人類救出ミッションなのだから驚きです。

この映画は、絶対に見といたほうがいい。子供がいるならばなおさらです。

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『インセプション』(2010)

ドム・コブは、人が一番無防備になる状態――夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリスト。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。 Rating G (C) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

夢の世界と現実を行き来する装置を使い、他人のアイデアを盗み出すドム・コブが挑むのは「インセプション」と呼ばれるミッション。

他人のアイデアを盗むのではなく“アイデアを植え付ける”というミッションに挑む。

ミッションの中でコブは自らの過去と向き合い、現実を受け入れることが出来るのか。

複雑に入り組んだ時間と世界、何が現実で何が夢なのか、見るものによって解釈の変わるラストも必見。

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『ダンケルク』(2017)

ダンケルクの海岸に追い詰められた何十万人もの英仏連合軍に敵の軍勢が迫りつつある状況の下、物語は陸・海・空を舞台に展開される。海峡上空ではイギリス空軍(RAF)のスピットファイアが敵機を迎え撃ち、地上の無防備な兵士たちを守るために空中戦を繰り広げる。そして海上では軍人ばかりか民間人も小型船に乗り込み、一人でも多くの味方の命を救うため、時間との戦いの中で危険をも顧みず、決死の救出作戦を決行する。 Rating G (C) 2017 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

1940年に実際に起こった、ダンケルクの大撤退。

その状況をリアルに描いたクリストファー・ノーラン監督初の戦争映画です。

この映画でも監督はCGを使わないことに拘りを持ち、33万人を実際に船に乗せる、戦闘機でのドッグファイトは実践するなどして映画を撮影しています。

その成果ゆえか、パッと見ではインパクトに欠ける映像ですが、見れば見るほどリアルな戦場が描かれています。

3つの時間軸が入り混じって映し出されるため、構成に違和感を感じることもありますが、その後味が完全にドキュメンタリー映画でした。

演じているはずなのに、ドキュメンタリー映画さながらの出来栄え。その事実にただただ驚くばかりです。

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『バットマン/ビギンズ』(2005)

[ダークナイト3部作 第1章] 鬼才クリストファー・ノーラン監督によって明かされる、“闇の騎士(ダークナイト)”の誕生秘話。 Rating G BATMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics. (C) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

バットマンというと、恐らく誰もが聞いたことのあるヒーローでしょう。

アメコミでは人気キャラの1人であるバットマンを、ノーラン監督が描きなおした作品です。

まず驚くのが、そのリアルさ。超人、怪物といったものは一切登場せず、あくまで現実的に話が進みます。

超人的な能力をもつヒーローが、怪人と戦うのがアメコミです。

それをここまで違和感なく、それでいて映画として十分な世界観をもったリアル作品に仕上げた手腕には驚くほかありません。

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『ダークナイト』(2008)

[ダークナイト3部作 第2章] ゴッサム・シティーに、究極の悪が舞い降りた。ジョーカーと名乗り、不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして、大金を奪った。しかし、それは彼が用意した悪のフルコースの、ほんの始まりに過ぎなかった…。 Rating G (C) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. BATMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics.

アメコミにおける最狂の悪役といえば「ジョーカー」をおいてほかにはいません。

前作に引き続き、ノーラン監督はあくまでリアルにバットマンとジョーカーの対決を描いています。

とはいえ、そのリアルさは“リアル過ぎて怖い”という領域。

ジョーカーは実話を元にしているのではないか、そんなことも想起させるこの映画は、ジョーカーの一手一手が悪逆非道すぎて、目をそむけたくなることもしばしばでした。

ですが、『バットマン/ビギンズ』(2005)を見てしまったのならあなたは三部作すべてを見るまで止まることはできません。

ジョーカーとの結末はその目で確かめてください。

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『ダークナイト/ライジング』(2012)

[ダークナイト3部作 最終章] 伝説が、壮絶に、終わる。 Rating G (C) 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. BATMAN and all related characters and elements are trademarks of and (C) DC Comics.

ダークナイト三部作にふさわしい映画です。

序盤はすこし間延びしますが、クライマックスは前作を見ていれば確実に魅入ってしまいます。

ネタバレを避けるためにこれ以上語れないのが残念ですが、ここまでバットマンを見てきたあなたにしっくりくる着地点のはずです。

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クリストファー・ノーラン監督について(ここが書きたかった!!)

最後にここを話させてください!映画作品の紹介をしろよっていう声はよ~く聞こえていますが、どうしても話したいんです!!

7-1時間を大切にする作風

クリストファー・ノーラン監督といえば、「時間」が大きな特徴です。

監督の第一作である『フォロウィング』(1998)以来、多くの作品では「時間」が作品の中で重要な役割をしています。

例えば、夢の階層によって時間が経過する早さが変わる『インセプション』(2010)や、重力と時間が物語のカギを握る『インターステラー』(2014)、終わりから始まりへと10分刻みに遷移する作りになっている『メメント』(2000)。

それにダンケルクでの大撤退を描いた『ダンケルク』(2017)でも3つの時間軸を順に映していますし、今作の『TENET テネット』(2020)でも「時間」が重要な意味を持っているそうです。

「時間」という、当たり前だけれどあまり深くとらえたことのない概念が、それぞれの作品では独自の形をもって物語の重要なパーツになっています。

この「時間」の使い方はノーラン監督の作品に独自の雰囲気や作品への深さを与えています。

難しいといえば難しいのですが、筋がしっかり通っているので、逆に何度でも見返したくなる作風です。

7-2ビジュアルや世界観に妥協を許さない

ノーラン監督は、映画のビジュアルや世界観に妥協を許さないことで有名です。

リアリスト、現実主義といわれることもありますが、そういうわけではないと、私は考えています。

なぜかというと、ノーラン監督は別に現実に沿って映画を作っているわけではないから。

例えば、バットマン三部作の最後を飾る『ダークナイト/ライジング』(2012)の一場面。

バットマン達と悪役達が衝突する場面があるのですが、何故か彼らは戦う寸前に手にしていた銃を投げ捨てて、素手で殴りあいます(笑)

現実的に考えたら有利なはずの銃を捨てて戦うなんて、現実主義ではないですよね。

でも、世界に数台しかなかったIMAXカメラを使ったバットマン三部作の一作目『バットマン/ビギンズ』(2005)では、本家バットマンで元々『不死』の設定だった「ラーズ・アズ・グール」があくまで代々その名を継承してきただけの人間として描かれています。

また、宇宙の壮大さを圧倒的にきれいな映像で映し出した『インターステラー』(2014)では世界観の設定に一般相対性理論の偉大な専門家、キップ・ソーンの監修という徹底的な基礎があります。

このようなことから私は、ノーラン監督は現実主義というより、基本的にビジュアル重視、そして世界観には妥協を許さないといった方が正確かなと思っています。

特に徹底的に基礎が固められた世界観には一点の“ほつれ“もなく、何度見ても世界観に矛盾や疑問を感じることはありません。

もはや映画の中に別の世界を創造しているのと同じくらい。本当にすごいです。

7-3CG、インターネットが嫌い

ノーラン監督は、CGやインターネット、そして現在主流であるデジタル撮影が嫌いなことでも有名です。

本人曰く、「ネットのせいでみんな本を読まなくなった。書物は知識の歴史的な体系だ。ネットのつまみ食いの知識ではコンテクストが失われてしまう」とのこと。

その考えもあってか『インターステラー』(2014)にはインターネットや携帯というものは一切登場していないとのこと。

バットマン三部作では本物のビルを爆破したり、飛行機を墜落させたりといった、出来るだけCGを使わない撮影を行っているそうです。

また、デジタル撮影ではなくフィルム撮影だけをしているとか。

なんにせよ、「その方がいい映画になる」という確固たる信念の元で、実際に他の誰にも真似できないような映画を世に送り出しているのだから、ノーラン監督の判断は1つの正解といえるのでしょう。

7-4複数の映画に出演している「ファミリー」がいる

ノーラン監督は、複数の作品で同じ俳優さんを起用することが多いみたいです。

例えばバットマン三部作と『インターステラー』(2014)に出演しているアン・ハサウェイや、『ダークナイト/ライジング』(2012)と『インセプション』(2010)に出演しているジョセフ・ゴードン=レヴィット

そしてバットマン三部作、『インターステラー』(2014)、『インセプション』(2010)など名だたる作品にすべて登場しているマイケル・ケインなどなど。

ノーラン監督の映画を見ていると、見覚えのある方が結構出てきます。

映画が作りこまれすぎていて、世界観に入り込んでいるときに同じ俳優さんが違う映画に出ていると少し現実に戻されてしまうのがたまに残念です(笑)

といっても、俳優さん達はさすがハリウッドスター。どの映画にも馴染んでいるので違和感はないです。

8新作『TENET テネット』が楽しみで仕方ない!

いかがだったでしょうか。今回改めて振り返ってみて、クリストファー・ノーラン監督の凄さを再確認いたしました。

どれも本当に面白かったり、感動できる映画なので、ぜひ見てもらえればと思います。

それにしても、『TENET テネット』が楽しみですね。事前情報によると、今回も結構複雑な「時間」の扱い方をしているようなので、何回か見に行った方がいいかなあ~

2021年追記!Blu-rayとかは以下のリンクから購入可能です!

本当に難しい映画ですが、『時間の逆転』があんなに面白いとは。

では今回はここまで。

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